2025.05.19 会社の取り組み

経営:新工場建設に向け造成工事を開始― 技術継承と次世代に向けた未来型拠点 ―

芝原工業は、今後の事業拡大と持続的成長を見据え、静岡県磐田市内に新工場の建設を計画し、2025年4月15日より造成工事を開始しました。新工場の建屋着工は同年9月、完成は2026年5月頃を予定しています。
新工場は、敷地面積約3,840㎡、延床面積約1,912㎡のS 造(鉄骨造)建築で、全社の生産能力を底上げするとともに、技術開発や多様なニーズへの対応、生産設備の拡張、人材育成の拠点として機能します。

 

当工場は単なる生産拠点ではなく、次世代の“技術継承”と“人づくり”の舞台としての役割も担います。熟練技術者の技能を見える化し、若手人材へのスムーズな伝承を可能にする空間設計や教育動線の整備を進めており、「人が育ち、技が残る工場」としての価値を追求していきます。

さらに、今回の新工場建設は、弊社にとって第二創業期ともいえる重要な布石です。次代を担う若手社員や後継者候補が構想段階から参画し、DX・自動化・働き方改革を視野に入れた「未来志向の製造業モデル」構築に挑戦しています。これは単なる設備投資ではなく、会社のビジョンそのものを具現化する挑戦であり、事業継承の新たなかたちを示すものと考えています。

今後は、ロボットやデジタル技術と職人の手仕事を融合させたスマートファクトリー化を進め、地域産業や同業界への波及効果を生み出すイノベーション創出にも取り組みます。また、雇用の創出や、ものづくりに興味を持つ人材が安心して働ける環境づくりにも力を入れていきます。

弊社はこれまでも全工場に空調を完備し、快適な職場環境づくりに取り組んできましたが、新工場ではさらにその配慮を高め、断熱性能に優れる金属サンドイッチパネルを採用。夏季・冬季問わず、従業員が集中して働ける快適な室内環境を目指しています。

完成後には、見学対応や地域連携イベントなども視野に入れ、開かれた工場として地域と共に歩む拠点を目指していきます。

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