2025.09.15 社員インタビュー

社内行事:座談会企画№9「育休取得男性社員にインタビュー!」第2弾

芝原工業では、ここ数年で男性社員の育休取得がぐっと増えてきました。今回は溶接課・営業課から4名の社員が集まり、それぞれの体験を率直に語ってもらいました。第1弾に続く第2弾はこれから育休を取ろうとしている人も交えての座談会です。

〈プロフィール(写真右奥より)〉

N.S(溶接課)
2024年~2025年に第1子の育休を取得(6カ月)
会社の男性育休取得第1号。1歳の子どもの父
A.N(溶接課)
2025年に第1子の育休を取得(4カ月)
インタビュー当日が、記念すべき職場復帰1日目
D.K(溶接課)
今月から第2子の育休を取得予定(1カ月)
5歳の子どもの父。今回初めての育休を楽しみにしている
Y.K(営業課)
2025年第2子で育休を取得(2週間)
0歳と3歳の二児の父

 



Q1.みなさん、育休を取ろうと思ったきっかけを教えてください。

Y.K 業務的には忙しかったんですが、上の子の世話も必要で、私自身も育休を取りたいという気持ちがあったので思いきって取得しました。上司と相談して期間を決めました。1人目のときは正直男性が育休をとるのは当たり前という雰囲気はありませんでしたが、今はだいぶ変わってきたと感じます。
N.S 私は会社の男性育休取得の第一号でした。最初は育休を取ることは全く考えてなかったんですが、浜松市から届いた資料に男性の育休取得を推進する冊子が入っていて。「あ、そういう時代なんだ」と。勇気は要りましたが、会社も同僚もいい人達ばかりなので、選択を否定されることはないと思いました。また、会社自体も特定の人間や部署に業務が偏らないよう部署の枠を越えて応援に入ることができるような体制になっているので。だから「自分が抜けても回る」という安心感があって、取ろうと決めました。
A.N 僕はその流れに乗った感じですね(笑)。既に私より先にN.Sさんや第1弾で登場したY.Uさんが育休を取っていたので「男性でも普通に取れるんだ」と認識できました。転職してまだ1年くらいだったので最初は躊躇しましたが、上司や同僚に相談したら「いい機会だね、取ってきな」と背中を押してもらえたのが大きかったです。
D.K 私は今回第二子の出産で。妻の入院中は上の子の世話が必要になるので、最低限有休は取らないとと思っていました。ただ、周りも育休を取っていて環境が整っているので、素直に「育休を取ろう」と思えました。妻をサポートできるのも大きな理由です。

Q2.育休に入る前、不安はありましたか?

D.K 私はこれからですが、特に心配はないですね。上の子で子育ての大変さが分かっているので、逆に取れなかったら不安だったかも。
A.N 僕はD.Kさんに休んでいる間ずいぶん助けてもらったので、そんな気はないですが、文句なんて絶対言えないです(笑)。
N.S 私もです。職場的には「誰かが休む=自分たちの負担が増える」という感覚があまりないんですよね。仕事が属人的じゃなく、会社全体で回せる体制があるので。実際、引き継ぎ期間ゼロで育休に入れました。
A.N そうそう。自分が引き継ぎを受ける側の立場の時も「じゃあ明日から育休ね」みたいなノリで自然にバトンタッチできました。

Q3.育休中の生活はどうでしたか?

Y.K バタバタでしたね。妻の入院中は上の子の幼稚園の送迎や食事の世話など全部自分が担当。3歳なので「ママがいい!」というのもあって大変でした。でもその分、子どもが頑張っている姿も見られましたし、妻も「1人目のときよりストレスが少なかった」と言ってくれて、取って良かったなと思います。
N.S 僕は正直、想像していたよりきつかったです(笑)。ずっと何かしてる。休暇というより「仕事の場が子育てに移行しただけ」という感覚。でも今振り返ると、妻と一緒に育児スキルを上げられた実感があります。これは仕事をしていたら得られない経験ですね。
A.N 最初はオムツ替えも抵抗がありました。でもやっていくうちに慣れてきて。確かに大変だったけど、子どもの成長を間近で感じられたのはすごく大きかったです。

Q4.これから育休に入るD.Kさん、どんな気持ちですか?

D.K まずは母子共に無事に生まれてきてくれることを願っています。上の子どもが生まれたときは前職の会社にいたのですが、育休を取らなかったので、その時できなかったことを今回経験できるのが楽しみです。上の子の幼稚園の送迎などできるのも嬉しいですね。あとは妻のメンタル面のケアを第一に考えながら、家族としっかり向き合いたいと思います。

Q5.芝原工業では男性育休の取得が進んでいますが、実際の雰囲気は?

N.S 昨年から今年にかけて、パートナーが出産した人はほとんど育休を取っていますね。
A.N 逆に取らないと驚かれるくらい。

Q6.印象に残っていることはありますか?

Y.K 僕は業務が忙しい時期に取ったので「本当に大丈夫かな」と思いましたが、結果的に取れて良かったです。
A.N 今日が復帰初日なんですけど、上司や同僚から「大丈夫だったよ。君のほうこそ大変だったんじゃない?」と声をかけてもらえて、気持ちがすごく楽でした。
N.S 僕も同じです。第一号として取得を決めたとき、もしかして誰か一人くらいには否定的なことを言われてしまうかなと思っていたんですが、全くそんな人はいませんでした。むしろ「いいじゃん」「すごいな」と言ってもらえて。それが一番心に残っていますね。

Q7.A.Nさん、復帰初日の心境は?

A.N 体力的にはちょっと不安もありますが…(笑)、特に大きな心配はないですね。敢えて言うなら、良く座ってた食堂の席が埋まってないかくらいかな(笑)。
N.S A.Nさんに久しぶりに会った感じが全くしないですよ。自然に戻ってきているように見えます。
A.N 技術職なので以前と同じように初日から仕事ができるか少し心配ではありましたが、自分のポジションがなくなっていないか、そういう不安はなかったです。
N.S 溶接という仕事は誰にでもできるものではないので、ここまで積み上げてきたキャリアや技術が自分にはあるという気持ちが自信に繋がっているのではないでしょうか。
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今回の座談会では、「先輩が取ったから自分も取れる」という自然な連鎖が社内で広がっていることが印象的でした。育休は「休暇」というより「家庭での新しい仕事」ですが、その経験が社員それぞれの人生にとっても、会社にとってもプラスになっていると感じられました。
芝原工業では、これからも社員が安心して育休を取得し、復帰後も自然に働き続けられる環境づくりを進めていきたいと思います。

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