採用担当者メッセージ
芝原工業の採用担当 安藤さんってどんな人?
芝原工業で採用に携わる、管理部 部長の安藤壽英さん。
これまで、橋梁設計や製造現場、生産管理など、さまざまな立場からものづくりに関わってきました。現在は採用や人材育成にも携わり、芝原工業で働く人や組織のこれからを考えています。
ものづくりを通じ、多くの人と仕事をする中で少しずつ変わっていった「仕事の面白さ」。その経験は、今の採用や人との向き合い方にもつながっています。安藤さんのこれまでを振り返りながら、芝原工業で大切にしていること、そしてこれからどんな人と働きたいのかを伺いました。
手先は不器用。でも、ものづくりは好き。
――安藤さんがものづくりに興味を持つようになったきっかけは何だったのでしょうか?
幼稚園や小学校低学年くらいの頃から、プラモデルや工作が好きで、ものづくりへの興味は強かったと思います。…ですが、手先はあまり器用ではなくて(笑)。思い通りにつくれないことも多かったですし、つくったものを人に褒めてもらった記憶もほとんどありません。
中学校、高校で部活動のソフトテニスに打ち込んでいるうちに、ものづくりへの興味は少しずつ薄れていきました。
進路についてようやく考え始めた、高校3年生の夏。
「将来、何を仕事にしよう」
そう考えた時に、やっぱりものづくりだったんです。何かをつくる仕事に関わりたい。けれど、つくる技術を極めるよりも全体を考えて計画する仕事の方が向いている気がしていました。あとは出来上がったものを見るのが好きだったし、「完成した」ということ自体に対する興味が強かった。
そこでスケールの大きなものづくりに興味を持ち、橋梁の設計を学べる大学へ進学しました。
――実際に学んでみてどうでしたか?
当初は橋そのものの構造や設計技術に興味があったのですが、学ぶうちに強く印象に残ったのは、橋は完成するまでには想像以上に多くの人が関わっているということでした。
実際に設計の仕事に携わるようになってからは、そのことをより強く実感しました。図面を描いて終わりではなく、公共事業として進めていく中では、行政の方、設計を担当する人、施工する人、そして実際に橋を利用する人や地域に暮らす人など、本当に多くの関係者が関わっています。それぞれに立場があって、意見や考え方がありました。
意見が違えば、いろいろな立場の人がいる中で落としどころを探して、合意形成をしていく。本当に多くの関係者の合意形成があって初めて一つの橋が完成します。その過程を通じて、「良いものづくりは一人ではできない」ということを学びました。
多くの人の力をまとめて一つの成果をつくるという考え方は、現在の採用活動や人材育成にもつながる大切な価値観のひとつになっています。
橋から、芝原工業のものづくりへ。

――芝原工業へ入社することになったきっかけは何だったのでしょうか?
会長から「会社を手伝ってほしい」と声をかけていただいたことがきっかけでした。
前の会社に不満があったわけではないですし、高校時代に抱いた「橋に関わる仕事がしたい」という夢も実現できていました。
それでも心が動いたのは、以前から人との関わりを大切にしながら仕事をしてきたこともあり、ものづくりだけでなく、会社経営や組織づくり、人材育成に関われる可能性に大きな魅力を感じたからです。
今振り返ると、芝原工業での「新しい挑戦」と「人づくりへの関心」という2つが重なったのかもしれません。
――入社後から人づくりに関わる仕事を任されていたんですか?
入社後はまず仕込み工程を経験しました。その後、プログラム業務や生産管理の仕事など、色々な工程を担当させてもらいました。現場でものづくりの基礎を学び、プログラムでは工程全体を見る視点、生産管理ではお客様や現場との調整など、多くの人と関わりながら仕事を進めるという経験を積むことができました。
当時の採用活動は、現在の社長が中心となって取り組んでいましたが、まだ仕組みや計画が十分に整備されている状態ではありませんでした。そんな時に「採用をやってみないか」と声をかけてもらいました。もともと興味があったことでもあり、会社の未来をつくる採用という仕事に大きな可能性も感じ、やってみようと思ったんです。
人が育つチーム

――採用に関わるようになり、芝原工業で働く社員にはどんな経験をしてほしいと考えていますか?
芝原工業では一人で製品をつくることはできません。多くの人と協力しながら一つの製品を完成させるので、仲間と目標を達成する喜びや、自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感する経験もしてほしいと思っています。
技術を身につけることももちろん大切ですが、それ以上に、自分の可能性が広がっていく面白さや、人と協力して成果を生み出す喜びを感じてもらえたら嬉しいですね。
――社員の挑戦を応援するために、大切にしていることはありますか?
以前は、失敗させないことが上司や先輩の役割だと思っていました。しかし、人の成長を見ていると、失敗しないことよりも、失敗から学ぶことの方が大切だと感じるようになりました。
それからは、自分が先回りして答えを出したり、細かく指示を出したりすることを意識的に減らしています。もちろん安全や品質に関わる部分はしっかり見ますが、それ以外はできるだけ本人に考えてもらうようにしています。
最初は遠回りに見えることもありますが、自分で考え、悩み、行動した経験は必ず力になると思うんです。挑戦する以上はうまくいかないことも出てきます。ですが、その経験も含めて成長の糧になると感じています。
そう考えるようになってからは「教えること」と同じくらい「任せること」を大切にしています。
今、芝原工業が出会いたい人
――採用担当から見た、今の芝原工業について教えてください。
芝原工業は、多品種小ロットのものづくりということもあり、毎日同じ仕事の繰り返しではありません。そのため、自分で考え抜くことが自ずと必要になってきます。一人ひとりが考え、工夫や改善をはかりながらものづくりに没頭できること。一方で、個人の力量に頼り切らず、もっと仕組み化していける部分など改善の余地もある。だからこそ一緒に芝原工業をつくっていける環境があります。
採用は会社が人を選ぶ場であると同時に、求職者の方が会社を選ぶ場でもあると考えています。課題が見えているからこそ、改善していける。その過程に面白さを感じ、一緒に会社を良くしていきたいと思ってくれる方と出会いたいですね。そのためにも、採用ではできる限りありのままをお伝えすることを大切にしています。
――最後にこれから一緒に働く方や次の世代にメッセージをお願いします。
私自身、これまでのキャリアの中で何度か新しい環境に飛び込んできました。その時に感じたのは、最初から自信がある人や完璧にできる人はほとんどいないということです。
大切なのは、できるかどうかよりも「やってみよう」と思えるかどうかだと思います。実際に働いていると失敗することもありますし、自分の未熟さを感じることもあります。しかし、その経験を避けずに向き合った人ほど成長していく姿をたくさん見てきました。
芝原工業もまだ成長の途中にある会社です。だからこそ、完成された技術や経験を持った人だけを求めているわけではありません。
ものづくりに対して「好き」という気持ちがある人。まだ自信はないけれど、「やってみたい」「もっと知りたい」と思える人。そうした純粋な興味や好奇心こそが、技術を身につけていくための大きな原動力になると考えています。
最初からできることを求めるのではなく、その気持ちを少しずつ技術や形に変えていける場所が芝原工業にはあります。自分の可能性を狭めず、まずは挑戦してみること。その気持ちを持ち続けてほしいと思いますし、私たちもその挑戦を応援できる会社でありたいと思っています。
芝原工業のものづくりに興味があって、「もっと知りたい」「やってみたい」と思える人。そんな人と一緒に働きたいですね。